審美歯科の相談室(泉崎ファミリー歯科)

インプラントのデメリット

インプラント治療は、10年後の9割が生存しております。
正しい口腔ケアを行っていただければ、20年以上も使い続けることも可能です。

1、保険が利用できません。

インプラント治療は健康保険が適応されませんので治療費が、入れ歯・ブリッジに比べると割高になってしまいます。
術前のカウンセリングにて、総費用額や、デンタルローンを含めた支払い方法についてご説明させていただいております。

2、手術が必要になります。

インプラント治療は、顎の骨にチタン製の土台を埋入する手術が必要になります。麻酔により痛みはありませんのでご安心ください。

3、術後にメンテナンスが必要になります。

インプラントは虫歯になることはありませんが、歯茎の健康を維持するために、定期的に受診いただき適切なメンテナンスが必要になります。  

~ 院長による解説 ~

院長 下所由美子がお答えいたします

こんにちは!
院長の下所由美子です。

皆さんはインプラントと聞くとどんなイメージがありますか?
一般的には「高い」とか「痛そう」などのネガティブイメージをお持ちの皆様も多いかと思います。

そこで、インプラント治療には具体的にどういったデメリットがあるのかご説明いたします。

デメリット1:全身状態がよくないと手術が困難になってしまう。

この場合の全身状態とは、糖尿病、心臓や血管の病気で血液凝固薬を飲んでいること、
インプラントを入れる手術をすることです骨粗しょう症のお薬を飲んでいたり、
リウマチなどの膠原病でステロイドを内服していて感染しやすい状態であることが挙げられます。

デメリット2:治療期間が長いこと

抜歯をしてすぐにインプラントを入れる方法もありますが骨がしっかりあるなど条件が整わないとできません
よくあるのは歯を抜いて2ヶ月後位にインプラントを入れる手術をすることです。
インプラントをする場所に骨があまりない場合は、骨を作る手術を行ってから半年後位にインプラントを打つ場合もあります。
上あごに骨を作る手術は難しくソケットリフト、サイナスリフト呼ばれる手術です。

デメリット3:治療費が高額

インプラント治療は通常30~40万円円程度になることが多いです。
(当院では税込みで22万円です)

どうして治療費が高額になるのでしょうか?
・骨の中に埋め込むものなのでチタンと言う生物学的に安心の材料を使うから
・またパーツや部品が多くその部品のコストも必要
・手術時間も手術の環境を整えることにもコストがかかります
・手術の環境とは、全身麻酔の手術のように、消毒を徹底し、ガウンや手袋などをする必要があるからです。
当院では安心安全のインプラント材を使用しながらも、沖縄でトップクラスの低価格を実現いたしております。

デメリット4:インプラントがもたないこともある

インプラントは骨と強くつきますが、粘膜とはあまり強くつかないため、天然の歯に比べ感染に弱いことも欠点です。
インプラントをしたい場所に骨が十分ないと、インプラントが抜けたり大きく壊れたりした時に、修理が難しいこともあります。

最近では10年間持ったインプラントが95%あったという報告もありますが、しかし100%ではありません。

歯ブラシやフロスなどインプラントの周りを丁寧に掃除したり半年に1階の歯科医院の定期検診に通うことである程度予防はできると思います。

インプラントに取り付けたかぶせ物や入れ歯が壊れることもあります。
いずれも治療が終ったあとのメインテナンスが非常に大切になります。

(当院では半年に1度以上の定期検診を受診していただくことでインプラント10年保証をいたしております。)

デメリット5:厳密に言えば噛む感覚が自分の歯と違う

インプランであれば自分の歯で噛んでいるという感覚の人が多く、入れ歯のように噛む力が約5分の1ほどとなるという事はありません。
しかし、厳密に言えば細かな違いを感じる人もいるかもしれません。

デメリット6:天然の歯は矯正治療で動かすことができるが、インプラントは動かせない

天然の歯は歯根膜と言う栄養があり、矯正治療で歯を動かすことができるが、
インプラントは動かせない
という事はあまり知られていません。
ですので、インプラント治療の前に担当医と矯正治療のゴールを話あることが大切です。

そのためインプラント治療と言うのは安易に行っていいものではなく矯正治療や噛み合わせの事までしっかり考えられる歯科医院で治療計画を考えた上で実行することが望ましいと言えます。

デメリット7:外科処置に伴う痛み・腫れ・出血・合併症の可能性がある

通常のインプラント手術はあまり腫れませんが、骨をつくる手術をした場合は3日から1週間ほど腫れたように感じることがあります。

インプラントにおけるデメリットのまとめ

いかがでしょうか、デメリットと呼ばれるものを説明させていただきました。

当院では骨がないこと、全身状態が悪い人に関してはインプラントをお断りすることもありますが、
そういった条件がない人であればネガティブな要素と言うのは些細なものかな、と思います。

高額な費用に関しても、体の中に安全なものを入れる対価だと考えれば逆に安すぎる事のほうが怖くなります。
期間が長いことに関しては、きちんと計画を立て治療を行えば、ネガティブ要素では無くなります。

他にもいろいろ不安を感じる部分があるかと思いますのでこちらのページ下のフォームよりメールやLINEにて何でもご相談ください😀