審美歯科の相談室(泉崎ファミリー歯科)

各国の先生方の症例を通して、学びを深める ウイーンサマースクール

各国の先生方の症例を通して、学びを深めるウィーンのサマースクール

皆様、こんにちは!院長の下所です。
先月のブログでもアップしましたウィーンのサマースクールの内容の続き、第二弾になります!
 

世界各国から数百名の参加者が集い、各国の先生方の症例を通して、学びを深める会であります。オーストリアの咬合の大家であられるルドルフ・スラビチェック先生と神奈川歯科大学の学長でもあられました、佐藤貞夫先生が中心となって、発足されたスクールです。

 

 

我が泉崎ファミリー歯科の矯正指導医である

杉本先生は

神奈川歯科大学の非常勤講師で、

この佐藤貞雄先生のもとで長年研究してきた先生です。

 

この治療の大きなテーマは「顎位」です。あごの位置。

 

我々が日々何気なく過ごしている中で、顎の位置と言われても、、と思われると思います。

下顎位(下顎の位置)の基準となる位置を我々術者が決めるに当たっても、術者によって位置の変動が見られのも当然です。なぜなら、顎の関節(顎関節)というブランコみたいな宙ぶらりんな構造体があるからです。

顎の位置を正確に採るのも難しい技術なのです

 

その位置を正確に確定させ、メカニカルに計測し、’データ化’して位置を確定させる事が、長期的な予後に繋がると考えられます。

それがキャディアックスという装置です。

どうメカニカルに判定してるかというと、

3次元的に

顎の動きはどうなのか(引っかかりがあるか、スムーズに開けてるか)

 

左右でずれはあるか(骨格的なずれか、噛み合わせの面だけのずれか)

 

ズレは、押し込まれてるのか、前に引き出されてるのか

出っ歯が受け口か

骨格の口元の縦の長さが高いか低いか

これをミリ単位で理解した上で、

理想的な顎の位置を設定して、

それに向けて進めていきます

 

手技としては、「補綴(被せ物)」と「矯正」が中心です。

当院でも、この2つの手技を駆使して小児〜年配者まで幅広い方々に応用しております。

 

被せ物と

矯正を具体的にいうと、、

 

被せ物では1,2ミリしか修正することができませんが、

沢山被せ物が入っている人はそれを適切なゴールに向けてやりかえていきます。

 

被せ物がまったくない人は、矯正がファーストチョイスです。

矯正はマルチループワイヤー(meaw)とオーバーレイ

という手法を使っています。

マルチループワイヤーについてはこちら

この記事は小児ですが、大人もオーバーレイを使用してます

オーバーレイについてはこちら

 

 

大人の矯正で

マルチループとオーバーレイを併用している例はこちら

https://www.instagram.com/reel/C9Cd5D1SeeJ/?igsh=eDhxN2E4djhiYXBy

 

皆様にはお休みいただき本当にありがとうございました。

これからも臨床に活かしていけるようにがんばります!

 

 

Picture of この記事の執筆者<br>泉崎ファミリー歯科 院長<br>下所 由美子 (げしょ ゆみこ)

この記事の執筆者
泉崎ファミリー歯科 院長
下所 由美子 (げしょ ゆみこ)

2008年
日本歯科大学卒業、琉球大学医学部付属病院歯科口腔外科研修

2011年
同仁病院歯科口腔外科勤務

2013年
ふくざと歯科医院勤務

2016年
うちま歯科医院勤務

2019年
泉崎ファミリー歯科 開院

2021年
グロービス経営大学院MBA 卒業

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