

患者と由美子先生の会話
拡大鏡とは?
患者:「先生、拡大鏡って何ですか?」
由美子先生:「拡大鏡は、顕微鏡を使った精密な根管治療のことです。通常の根管治療よりも細かく診断・処置ができるので、歯をできるだけ長く残せる可能性が高くなります。特に、難しい症例や再治療が必要な場合に役立ちます。」
患者:「普通の根管治療と何が違うんですか?」
由美子先生:「大きな違いは、顕微鏡を使って根の中をしっかり観察できることです。これにより、感染源を徹底的に取り除くことができ、治療の精度が上がります。」
なぜ拡大鏡が大事なのか?
患者:「でも、普通の治療でも大丈夫なんじゃないですか?」
由美子先生:「普通の治療でも効果はありますが、拡大鏡には次のようなメリットがあります。」
1. 治療の正確さがアップする
顕微鏡を使うことで、根の中の細かい部分まで見えるので、より正確な治療ができます。
2. 再発しにくくなる
感染を徹底的に取り除くことができるため、再治療のリスクが減ります。
3. 痛みや腫れが少ない
治療後の不快感が減るので、快適に過ごせます。
4. 歯を削る量が少ない
必要最小限の処置で済むので、歯の寿命が延びます。
CT(歯科用CT)の活用
患者:「先生、治療前にCTを撮ることがあるんですけど、それは何のためですか?」
由美子先生:「CTは歯や根の状態を立体的に把握するために使います。普通のレントゲンでは平面的な画像しか見られませんが、CTを使うと根の形や病気の状態がより詳しく分かります。」
1. 立体的に見られる
根の湾曲や細かい問題も確認できます。
2. 病気の早期発見
根の先に炎症があるかどうかを正確に把握できます。
3. ヒビや穴の確認
見えにくい部分の異常を発見できます。
ニッケルチタンファイルの利点
患者:「先生、治療中に使う器具も関係あるんですか?」
由美子先生:「はい、根管の拡大や清掃にはニッケルチタンファイルという特別な器具を使います。」
1. 柔らかくて曲がる
根管の曲がりに対応できるので、安全に治療ができます。
2. 効率よく削れる
治療時間が短縮できるので、患者さんの負担が減ります。
3. 歯に優しい
余計に削らず、歯の健康を守ることができます。
ラバーダムの役割
患者:「治療中に口の中にゴムみたいなものをつけますよね?」
由美子先生:「それはラバーダムといって、治療を安全・清潔に行うためのものです。」
1. 唾液や細菌の侵入を防ぐ
治療する歯だけを隔離することで、感染リスクを減らします。
2. 治療の精度を高める
唾液が入らないので、薬剤や器具の効果が最大限発揮されます。
3. 患者の安全を守る
器具や薬剤が口の中に落ちるのを防ぎます。
まとめ
患者:「先生、拡大鏡を受けた方がいいんですか?」
由美子先生:「はい、精密な治療ができるので、歯を長く残したい方にはおすすめです。顕微鏡、CT、ニッケルチタンファイル、ラバーダムを組み合わせることで、より安全で確実な治療が可能になります。」
患者:「なるほど。安心しました!」
由美子先生:「分からないことがあれば、いつでも聞いてくださいね!」
拡大鏡を受ける際は、これらの設備を備えている歯科医院を選ぶと安心です。早めに適切な治療を受けることで、歯を健康に長持ちさせることができます。
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