歯科治療の中でも特に人気を集めているインビザラインGoは、見た目を気にせずに歯並びを整えることができる透明なマウスピース型矯正器具です。しかし、どのような歯並びが改善できるのか、またその限界はどこにあるのかは患者様にとって非常に重要な情報です。
インビザラインGoで改善できる歯並び
1. 軽度から中度の歯列不正:
インビザラインGoは軽度から中度の歯列不正、特に前歯のギャップや軽度のかみ合わせの問題に効果的です。
歯と歯の間は0.5mmは削ることができますが、それ以上は削れません。
左右を最大10か所削ることができます。
これにより約5ミリのガタガタを直すことができます。
※ちなみに、抜歯をする場合は、左右合わせて16ミリのスペースができます。
2. ギャップの閉鎖:
小さな隙間がある場合、インビザラインGoはこれらのスペースを綺麗に閉じることができます。
3. 軽度の歯のねじれ:
歯の回転や軽度のねじれも調整可能ですが、重度の場合は他の矯正方法を検討する必要があります。
インビザラインGoの限界
1. 重度の歯列不正:
重度の咬合異常や著しくねじれた歯、大きな歯の移動が必要な場合は、インビザラインGoでは対応できません。
2. 矯正期間:
インビザラインGoは従来の矯正装置に比べて目立たない反面、矯正期間が長くなることがあります。
3. 患者様のコミットメント:
インビザラインは取り外しが可能なため、指示された通りに毎日着用しないと効果が得られません。
具体的なインビザラインgoの限界について
インビザラインgoは2マウスピース枚数が20枚という制限があります。
(アライナーは追加1回分です。)
適用じゃない歯並びにインビザラインgoをすることもありますが、それはあまり良くない結果に繋がってしまいます。
見た目はきれいに並んだように見えても、噛み合わせが空いてしまったりします。
この理由は強引に歯を前に出しているからです。
前歯でものを噛み切ることができません。
(全体矯正だと、奥歯を後ろに移動させたり、抜歯をしたりして上下の歯列を調和させます。アライナーが80-100枚になることが多いです。)
また、矮小歯(小さい歯)など、動きにく歯については、ワイヤー矯正をお勧めする場合があります。