矯正歯科
審美歯科も矯正歯科でも、治療のゴールは口元の印象を良くすることに変わりありません。ただ、根本的な目的や治療方法は異なります。
本質的な違いを理解せずに治療を始めてから
、「こんなはずじゃなかった」と悔やんでも元の状態には戻りません。
そこで今回は、審美歯科と矯正歯科の違いについてご説明します。
審美歯科は短期間で歯の見た目をキレイに
審美歯科の最優先事項は、“歯の色や形をキレイにすること”です。同時に、噛む力やかみ合わせなど口腔内の機能性を高める役割も担っています。治療期間は一般的に数週間から半年以内で終わることが多いです。
具体的な治療法は、「歯を削って歯並びを整える」「被せ物をして見た目を整える」「白い歯を目指してホワイトニングする」など、その方法はさまざまです。広義に言えばインプラントや金属を使わない入れ歯(ノンクラスプデンチャー)も審美歯科に入るでしょう。
軽度の歯並びの乱れなどであれば、既存の歯を活かしながら、短期間の審美歯科で治療は終わりますが、
重度の歯並びの乱れを審美歯科の手法で治そうとすると、削る歯の量が増えたり、神経をとる必要があったり、一時的に見た目はよくなっても被せ物の耐用年数(10~15年ほど)ごとにやりかえる必要性を理解していないと、こんなはずじゃなかった!と思うことになります。
矯正歯科は長期間で歯並び・かみ合わせを改善
一方で矯正治療の目的は、“歯並びやかみ合わせを整えること”。ワイヤーや透明のマウスピース型矯正器具などを用いて、悪い歯並びの根本的な原因を追求・改善。
歯並びをキレイに整えると同時に、良いかみ合わせも手に入れることが可能に。
ただ、歯をゆっくり移動させるため、一般的に約1〜3年間の治療期間が必要です。
時間はかかりますが、歯と一緒にあごの骨も動かすことが可能なため、天然の歯をなるべく残しながら治療できるメリットが挙げられます。
元々、歯は時間経過とともに、誰しもかみ合わせが悪くなる可能性があるもの。
かみ合わせが悪い状態が続くと、接触している歯への負担が集中して、むし歯や歯周病になることもあります。矯正治療によって歯並びを整えることは、歯の健康向上につながります。さらに、顎関節症が改善したり、顔つきがかわったり、大きな変化があるでしょう
どちらを選ぶべきか。
審美歯科と矯正歯科のどちらを選ぶべきかについては、
一般の人のみでの判断を避けるべきです
泉崎ファミリー歯科では、個人に合わせた治療方針の提案が可能です。
具体的には、
治療方法・かかる時間・費用・通院回数・保険と自費の使い分け
などの論点から、カウセリングをしていきます。
・程度の大きい矯正には、矯正歯科医院に紹介する場合もあります。